空室対策×家賃アップを実現するスマートホームとは?vol.1

 賃貸物件は、これまで「駅近」や「築年数」といった条件が重視されてきました。加えて、近年は「設備の充実」を重視する入居者が増えています。

とくにスマートフォンを中心に生活する20〜40代はスマホと連携できる「便利で安全な設備」を重視する傾向が強まっています。

具体的には、以下のような設備への関心が高まっています。

・スマホで解錠できるスマートロック
・スマホで遠隔操作できるエアコンやテレビ
・スマホで遠隔から見られる防犯カメラ
・人感センサー付きの自動照明 など

こうした設備は、以前は「高級物件の豪華な設備」のイメージがありました。しかし現在は、一般的な賃貸物件でも導入が進んでいます。

実際、築古物件でも、設備面で差別化できれば、入居者に選ばれるケースが増えています。

一方、築浅物件でも、設備に特徴がなければ、競合に埋もれやすい傾向があります。

こうした流れを受けて、不動産業界で注目されているのが「スマートホーム」というキーワードです。

スマートホームとは、住宅設備をインターネットにつなぎ、スマートフォンや音声で操作できる住宅を指します。

「スマートホーム」と「IoT(モノのインターネット)」は混同されがちですが、厳密には意味が異なります。

IoTは、あらゆる「モノ」がインターネットでつながることを意味します。

一方、スマートホームは、IoTが総合的に機能することで、住まい全体の利便性・防犯性・快適性を高める仕組みを指します。

スマートホーム導入で、入居者は以下のメリットが得られます。

・利便性(遠隔操作、自動化)
・防犯性(スマートロックやセンサー)
・快適性(温度や照明制御)
・省エネ(光熱費削減

入居者にとって、スマートホームは、単に「便利な設備」ではありません。

入居者の日々のストレスを減らし、生活そのものを快適・安全にする効果があります。

実際、スマートホームを一度体験すると、「以前の住宅には戻れない」と感じる入居者も少なくありません。

スマートホームは、「今住んでいる物件に住み続けたい」という心理を高めるため、入居期間の長期化(退去率低下)が期待できます。

 スマートホームというと、「新築や築浅物件でなければ導入できないのではないか?」と感じるオーナー様もいるかもしれません。

しかし実際は、築古物件とも相性が良い仕組みです。

理由は、WiFi環境さえあれば、多くの機器を後付けできるためです。

スマートホームを導入することで、築年数の古さを利便性でカバーし、「機能性の高い物件」として差別化することが可能となります。

たとえば、築25年の物件でも、「スマートロック付き」や「出先からエアコン操作や室内のモニター監視が可能」などの機能を追加することで、入居者に「便利そう」という印象を与えられます。

スマートホームは、「便利な住宅」というイメージが強いですが、これにプラスして、防犯性を高められる点も見逃せません。

近年、入居者の防犯意識が高まっており、とくに女性は、「駅からの距離」や「築年数」と並んで、防犯設備を重視するケースも珍しくありません。

たとえば、不動産ポータルサイトで、同じエリア・同じ家賃帯の物件が並んでいる場面をイメージしてみましょう。

一方は、築10年の一般的な設備の物件です。もう一方は、築25年ですが、スマートロックや防犯センサーを導入したスマートホーム導入物件です。

防犯性や利便性を重視する入居者であれば、後者を選ぶケースも十分に考えられます

このように、スマートホームは、入居者募集時の差別化で大きな効果を発揮します。

築年数が古くても、スマートホーム設備と適切なリフォームを組み合わせれば、「便利で安心な物件」として強力に訴求できます。

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